新選組ゆかりの地・旧滝沢本陣横山家|福島県会津若松市

  

新選組ゆかりの地・旧滝沢本陣横山家|福島県会津若松市
旧滝沢本陣

旧滝沢本陣とは

滝沢本陣は、参勤時の滝沢峠越えに備えて旧若松城下から白河、江戸へ続く白河街道沿いの滝沢組近郷11ヶ村郷頭の横山家に造られた。
現存する建物は延宝六年(1678)に建てられ、同時期から、会津藩主が白河街道を通る際の休息所として使用されてきた。
その後、歴代会津藩主の参勤交代や、領内巡視、藩祖保科正之をまつる土津神社の参詣の際に休息所として利用された。

戊辰戦争、会津戦争の時に会津藩の本営が置かれた。
当時の藩主・松平容保が白虎隊士中二番隊に戸ノ口原への出陣を命じた場所でもある。

新選組と滝沢本陣

滝沢本陣には松平容保がいたの
で新選組もここを何度か訪れていたと思われる。
はっきりしているのは慶応四年八月二十二日(1868年10月6日)、土方歳三が松平容保に会うために滝沢本陣を訪れている。
容保らと話し合い援軍を求めることを決めた会津藩は八月二十三日(1868年10月7日) 容保の実の弟の桑名藩藩主・松平定敬に土方歳三を伴わせ、同盟の庄内藩に援軍を依頼するため滝沢本陣から出発した。

援軍要請は失敗。
土方歳三はすでに新政府軍によって囲まれてしまっていた会津へ戻ることはできず、土方は箱館戦争に身を投じることとなる。

現在の滝沢本陣

新選組ゆかりの地・旧滝沢本陣横山家|福島県会津若松市
旧滝沢本陣
現在の滝沢本陣は旧滝沢本陣として国指定史跡・国指定重要文化財に指定され保存、公開されている。
建物には会津戦争(戊辰戦争)時の戦闘による弾痕や刀傷などが残っている。 

所在地:〒965-0003 福島県会津若松市一箕町滝沢122
☎:090-7334-9277(0242-22-8525)
営業時間 4月~9月  9:00~17:00、10月~11月 9:00~16:00、12月~3月  要予約
定休日/休業日 不定期、要問合せ
料金 大人400円、高校生300円、小・中学生200円、子供100円
駐車場:7台分

アクセス:ハイカラさん・あかべぇ「飯盛山下」下車、徒歩5分
     磐越自動車道:会津若松ICより約15分

参考文献



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